2008年07月12日

X-MEN:ファイナル ディシジョン(X-Men: The Last Stand)

X-MEN:ファイナル ディシジョン(X-Men: The Last Stand)
監督:ブレット・ラトナー
アメリカ/2006年/105分

B000JVRS64X-MEN:ファイナルディシジョン
ヒュー・ジャックマン
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン 2007-01-06

by G-Tools


●まるで余分な脂肪が全く無い一流のスポーツ選手が最高の技術と技を披露してくれるかのような美しさのある、ミュータントであるアナタの生き方の琴線に触れる、遠いようで身近な作品。聖書のタラントのたとえ話が根底にある。

ストーリー(概要)
―――――――――――――――――――――
ミュータントの能力を消し去る新薬「キュア」が開発され、ラザーフッドが人間と対立する。

X-MENのメンバーたちは人間との共存のために戦う。


主な登場人物の紹介
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△ウルヴァリン
男性。驚異的な治癒能力と超人的な五感を持つ。体内には地上最硬の金属であるアダマンチウム製の巨大な爪がある。

▽ストーム
女性。天候や気象現象を操る。

▽ジーン(フェニックス)
女性。テレパシーと念力の能力を持つ。

▽エグゼビア(プロフェッサーX)
男性。X-MENのリーダー。テレパシー能力を持つ。

△マグニートー
男性。ブラザーフッドのリーダー。金属を操る能力を持つ。

△マッコイ博士
ミュータント省長官。科学者。

△リーチ
少年。ミュータントのパワーを封じ込める能力を持つ。


コメント・レビュー(Comments・Review)(論評、批評、意見)
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●まるで余分な脂肪が全く無い一流のスポーツ選手が最高の技術と技を披露してくれるかのような美しさのある、ミュータントであるアナタの生き方の琴線に触れる、遠いようで身近な作品。聖書のタラントのたとえ話が根底にある。

■ 105分にまとめた手腕に拍手

X-MENシリーズ第3弾ということで上映時間は長めになるのだろうと思っていたのが、わずか105分。それにもかかわらず、新たなミュータントも登場している。

一体どうやったら個々の登場人物描くのだろうと思うが、そこがこのシリーズのあっぱれなとことである。

余分な贅肉をきっちりなくしたかのような、とても簡潔かつ十分にバックグランドが想像できるキャラクター紹介と連動してそれがストーリーを構成する重要な要素になっている様は機能美とでもいえるようなううつくしさを感じることができる。


■ 美しい作品

おそらくだれもこの作品を「美しい」とは形容していないだろうが、ストーリーづくりにおけるキャラクターの配置と役割には、まるで余分な脂肪が全く無い一流のスポーツ選手が最高の技術と技を披露してくれるかのような美しさがある。


■ 個性・タラントの活かし方

ミュータントたちはその特殊能力ゆえに人間たちに忌み嫌われ、恐れられている。

特殊能力とは言い換えれば、個性であったりタラントであったりする。

聖書には、人それぞれに応じて与えれたタラントを活かすようにとのタラントのたとえ話がある。

与えられた個性・タラントは活かすべきであるとすると、ではどのように活かすのかということになる。

X-MENたちは人間との平和共存のためにタラントを活かそうとする。ブラザーフッドたちはミュータントたちのためにタラントを活かそうとする。

こうした2極のタラントの活かし方のなかにあって、主人公ウルヴァリンは記憶を一部失っている自分の過去を知るためにとりあえずX-MEN側にいる。

こうした主人公の立ち位置は、単純な2極化の構図を避けてストーリーに深みを与えている。

はじめは自分のルーツを探す旅の途中であった主人公ウルヴァリンが、自分探しの旅を通してX-MENとして活躍するその姿に観客は自分を重ね合わせることができるのだ。


■ 遠いようで身近な作品〜ミュータントはあなた〜

作品に登場するミュータントは、遠い世界の特殊な者ではなく、実はあなたのことである。

あなたの個性。あなたの得意なもの。あなたのタレント。

それをどう活かすか。

生きていくうえで誰もが直面する局面をウルヴァリンをはじめとするミュータントたちに重ね合わせて観ることができる遠いようで身近な作品なのである。


■ ひとこと

X-MENシリーズ(1と2)をしっかりおさらいしてから観たほうが楽しめる。

せめてX-MEN2をおさらいしておこう。

登場キャラクターが多いにもかかわらず、どこにも手抜きがないどころか、しっかりとストーリーに溶け込ませている。

これだけの数のキャラクターを投入しながらも違和感なくスッと観れるとうのは、実はたいへんスゴいことなのだ。

とはいっても、橋を浮かせたり、炎を操ったり、壁をすり抜けたり、空を飛んで雷を落したりといった能力の約束事に、ありえねぇ〜! と思う方には向かない。

逆にいえば、個性・タレントをわかりやすく強調した形としてのミュータント能力という約束事さえ受け入れることができれば、きっとあなたも楽しめることだろう。

ストーム役のハル・ベリーはますます若々しく色気が出ている。彼女は歳をとらないかのようである。今作では回転しながら空を飛んだりアクションシーンもあったりと、X-MENのリーダー的存在として大活躍するので、彼女のファンは必見である。


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